ART OF LIFE :


「愛すべき日々のこと。」

Vol.3
PIECE OF BLUE
ERIKO YAJIMA

ブルーと、アートと。
human womanのブランドテーマカラーである“BLUE”からインスパイアされた、様々なアーティストの作品を紹介していきます。第三弾は、『ラクガキ』と称するキャッチーな作品を毎日生み出すテキスタイルアーティスト、矢嶋絵里子⽒の作品を紹介します。

01 ABOUT WORKS

Concept

ピースを積み重ねるように集めた
『ラクガキ』

6枚のさまざまなテキスタイルをコラージュした『PIECE OF BLUE』。普段わたしが描いている抽象的な線や形を表現するのには「piece」という単語が一番しっくりきている気がして、「ブルーのかけら」というニュアンスが伝わるようにつけた作品名です。

一枚一枚の絵は、「電話をしながら」「おしゃべりをしながら」勝手に手が動いてできた、なんてことのない“カケラ”たち。そんなカケラをピースを積み重ねるように集め、一つの作品としてまとめました。下書きもなく、気ままに紙を埋めて描く作品はいい意味で“テキトー”に。考えすぎず、気負いなく描くことを大切にして制作しました。

Meaning in Words

『ラクガキ』に込められた意味

気取らず、気軽に、素直に。
そんな感覚で絵を描きたいという思いから
『ラクガキ』と称すようになりました。

02 ABOUT
ERIKO YAJIMA

線の動きや、使われる色味もさまざま。
ルールに囚われない自由な作品作りは
どのようにして生まれるのだろう。

Diary work

Instagramに一日一枚投稿される
キャッチーなテキスタイル

『ラクガキ』と称した作品を、一日一枚ハガキ大のサイズで毎日描くこと。
この取り組みをスタートしようと決めたのは2008年。しかし一日一枚の壁は厚く、はじめても三日坊主をくりかえしてしまう日々が続きました。そんな中、2017年の元旦に一念発起してInstagramでの投稿をスタートすることに。いざ毎日投稿をはじめてみると、周りからの声もちょっとずつ増え、だんだんわたしの元にも声が届きはじめました。作品を見てくれる「キッカケ」が増えたことで、自分自身のエンジンもさらに加速した気がします。

『ラクガキ』は朝、仕事をはじめる前に描くことでクリアになり、スッと仕事へ移行できるように。逆に描かないまま一日をスタートすると、そのことが気になってしまって一日中落ち着かなくなるようにまでなりました。今では旅行の時を除いて、ほぼ毎日描くことを続けられていますね。

Inspiration

一つのことに影響を受けるというよりは、日々の暮らしの中で“自然に目に映るもの”から影響を受けていると思います。だからこそ『常に自由に、「無」の状態で描けること』が、作品を制作する上でのわたしの理想です。

Message

わたしのテキスタイルはhuman womanのアイテムでも落とし込まれています。洋服は実際に手に取って、着て、動きを楽しめる。アートが好きな人にはもちろん、洋服が好きな人にも、テキスタイルを楽しんでいただけたら嬉しいです。
PROFILE

矢嶋 絵里子

テキスタイルデザイナー

女子美術短期大学テキスタイルデザイン科を卒業。デザイン会社を経て、株式会社寛斎スーパースタジオに8年半勤務。 後にフリーランスでテキスタイル、 主にプリントのデザインに関わる仕事に。ライフワークとして『ラクガキ』と称した、たわいない絵を一日一枚描いています。
Instagram:@eriko_yajima

女子美術短期大学テキスタイルデザイン科を卒業。デザイン会社を経て、株式会社寛斎スーパースタジオに8年半勤務。 後にフリーランスでテキスタイル、 主にプリントのデザインに関わる仕事に。ライフワークとして『ラクガキ』と称した、たわいない絵を一日一枚描いています。
Instagram:@eriko_yajima

25th human woman

Be human, 
be woman.

なりたい自分を、つくる服。

誰かを想うように、自分を想う。
ありふれた日々が、少しずつ鮮やかな色で満ちていく。
世界はきょうも、そんな瞬間で溢れてる。

Be human, be woman.
なりたい自分を、つくる服。